格付け機関 rating agency 2004 2 16
政治家を、政策で選ぶべきであると言いますが、
これは、あくまでも、理想論かもしれません。
多くの人に、そのことを聞いてみると、
政治家を政策で選ぶべきであるということは、理解していますが、
その政策が、むずかしくて、理解できないと言う人が、多いのです。
確かに、昔と違って、政策が高度化、複雑化してしまいました。
これでは、政策で、政治家を選ぶのは、困難かもしれません。
そこで、ひとつの解決方法があります。
それぞれの政治家の政策を、格付けするのです。
「政策の格付け機関」というものを作って、
すべての選挙区の候補者の政策を、格付けするのです。
こうすれば、有権者にとって、わかりやすい判断材料になります。
その結果、
「うちの選挙区の先生は、格付けが、C+だった」と、
がっかりする場合もあるでしょう。
しかし、対立候補者の格付けが、「C-」だったら、安心できるでしょう。
今から、準備をすれば、参議院選挙までに間に合うでしょう。
株式市場においても、企業の社長が、よく、政策を発表しています。
それは、今後の事業方針や、業績見込みなどです。
これに対し、いろいろな意見が出ます。
企業が発表した内容について、
「とても、信じられない。過大な内容である」、
「妥当な内容である」、
「保守的な内容である。慎重な内容である」など、多数の意見が出ます。
これらの意見の中で、「とても、信じられない」という意見が多数を占めれば、
翌日から、株価は急落します。
このようにして、多くの意見によって、株価という「価格」が形成されていきます。
個別の政治家の政策を、「証券化」して、
「政策の証券市場」に上場して、投資家に判断してもらう方法もあるでしょう。
株式市場は、社会現象を、半年、先取りしているとも言われます。